確かに24インチのスーツケースを引いて行ったのに、帰りは両手にドン・キホーテの買い物袋がいっぱい。これが他でもない私の話だとは。
初めての日本旅行の時のことです。出発する時は「これならコンパクトだ」と自画自賛しながら空港へ向かいました。しかし、大阪関西空港に降り立ち、難波行きの列車ホームへ向かう瞬間、幻想は打ち砕かれました。エレベーターははるか遠く、目の前には果てしない階段ばかり。ヒーヒー言いながら20kgのスーツケースを一段一段運ぶうちに、湿度の高い夏の空気も加わって、宿に着く前にへとへとになってしまいました。旅行は体力勝負なのに、最初からこれでは困りますよね?
本当の危機は帰国日に訪れました。各種化粧品、お菓子、お土産でスーツケースはすでにパンパン。無理やり詰め込んだ買い物アイテムの上に乗り、膝で押さえつけてやっとファスナーを閉めることができました。空港の計量器にスーツケースを乗せる直前まで、手荷物重量超過を心配してハラハラしたのは言うまでもありません。きっと多くの方が共感されるでしょう。
その日以来、私の日本旅行の荷造りの原則はたった一つになりました。「最大限軽く、帰りのスペースを残しておくこと」。このシンプルな原則一つが、旅行の質をどれほど高めてくれるか分かりません。では、一体何を減らせばスーツケースを軽くできるのでしょうか?「これがないと大変なことになるのでは?」と思うけれど、いざ日本に行くと「ああ、持ってこなければよかった」と後悔することになるアイテムから一つずつ見ていきましょう。
これまですべて持っていくの?日本で買えばいいんです
前回の旅行で私の24インチのスーツケースをヒーヒー言いながら運ばせた主犯は、厚手の服数枚ではありませんでした。まさに「もしかしたら必要かも」と持っていった各種洗面用具や雑貨類だったのです。これがないと困るという不安感がスーツケースの半分を占めていたのです。
もしかしたら肌に合わないかも、使い慣れたものが楽だから。私もそうでした。シャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔フォームまで旅行用容器に入れてたくさん持っていきました。しかし、いざ日本のホテルの洗面所に入ってみると、資生堂、ポーラ、KOSÉのような見慣れた良いブランドの製品が堂々と置いてあるではありませんか。アパホテルや東横インのようなビジネスホテルチェーンに行くだけでもアメニティの質が素晴らしく、わざわざ重いものを持ってきて後悔しました。
もちろん、Airbnbや小さな旅館では状況が異なる場合があります。しかし、心配はいりません。そんな時は、近くのコンビニに行けば解決します。セブンイレブンやファミリーマートでは、雪肌粋、FANCLのような有名ブランドのクレンジングオイルから化粧水、乳液まで含まれた1回用または2~3日分の旅行用キットを500円前後で売っています。質も良いので、むしろ「この機会に一度使ってみようかな?」という楽しい悩みを抱くことになるでしょう。
パジャマも同様です!ほとんどのホテルには浴衣やワッフル素材の快適なワンピース型パジャマが備え付けられています。かさばるパジャマは思い切って持っていかなくても大丈夫です。ヘアドライヤーもぜひ置いてきてください。日本の宿泊施設に備え付けられているドライヤーは、ほとんどが風量が強力で、髪を乾かすのに不便を感じることはありません。わざわざ電圧の合わないドライヤーを持ってきて、変換プラグまで探す手間を省けます。
そして傘。日本は雨が多いので、小さな3段傘を一つ持っていくのは当然のように思えます。しかし、雨の日に日本の街に立つと、まるで約束でもしたかのように皆が透明なビニール傘を差している珍しい光景を目にするでしょう。コンビニエンスストアや駅構内の売店で500円から800円程度で買えるこの傘は、思ったよりも丈夫で大きく、とても便利です。雨に濡れることさえも地元の人々のように楽しむささやかな経験とでも言いましょうか。重い傘を持ち歩かず、雨が降ったら最寄りのコンビニエンスストアに入ってみてください。
このように洗面用具や雑多なものを減らすだけで、スーツケースに余裕ができ、その空いたスペースには旅行のお土産やショッピングリストを詰めることができます。さあ、スーツケースの重さの本当の主犯、つまり「服」を減らす番です。
服は3着だけ?コインランドリーの魔法
先に洗面用具や雑貨を減らしたなら、次はスーツケースの容量の本当の主役である服を減らす番です。1週間の旅行だからといって、服を7着も持っていく必要があるでしょうか?答えは「いいえ」です。私の場合は3~4日分の服だけを持って行き、旅行の途中でコインランドリーを一度利用します。日本はどの地域にもコインランドリーが本当に充実しているので、Googleマップで「コインランドリー」と検索するだけで、宿泊施設の近くで清潔で便利な場所を簡単に見つけることができますよ。
最初は慣れないかもしれませんが、実際にやってみると本当に簡単です。ほとんどが無人で運営されており、100円玉が必須です。両替機がある場所も多いですが、あらかじめ小銭を多めに用意しておくと安心です。最新式のコインランドリーの中には、SuicaやPASMOのような交通系ICカードで決済できる場所も増えています。洗剤はほとんどが自動投入方式なので、別に持っていく必要はありませんが、たまに自動販売機で別途購入しなければならない場所もあるので、機械に貼られた案内をちらっと確認してみてください。
では、どのような服を持っていけば3~4着でも十分に乗り切れるのでしょうか?ポイントは「着回ししやすいベーシックアイテム」です。例えばこんな感じです。
- トップス:どんなボトムスにも合うベーシックなTシャツ2枚、アクセントになるシャツや薄手のニット1枚
- ボトムス:長時間歩いても楽なパンツ1本、違う雰囲気を演出できるスカートや別の色のパンツ1本
- アウター:カーディガンやウィンドブレーカーのように軽く羽織れるもの1枚、天候に合わせたジャケット1枚
これだけ持っていけば、組み合わせ次第で毎日違う印象を演出できます。特に日本は室内外の温度差が大きく、天候も変わりやすいので、簡単に着脱して体温調節ができるレイヤードスタイルがはるかに便利です。日本の気象庁ウェブサイトでは、旅行する地域の週間予報まで詳細に提供しているので、出発前に必ず確認してアウターを最終決定してください。日本気象庁(Japan Meteorological Agency) のリンクを保存しておくと便利です。
洗濯機が回っている1時間は、意外と貴重な休憩時間です。近くのコンビニで買ってきたコーヒーを飲みながら次の予定を確認したり、見慣れない街の風景をぼんやり眺める余裕。旅行のテンポを調整する句読点になります。何よりも日本の乾燥機の強力な性能は感動的ですらあります。湿り気一つなくホテルの寝具のようにふかふかに乾いた服から漂う良い香りは、残りの旅行のための最高の再充電です。こうして服を減らして空いたスーツケースのスペースは、帰国時に新しい思い出とショッピングアイテムで満たせばいいのです。
旅行上級者が教える実用的なヒント
最後に、これは本当に何度かの旅行を通して身をもって悟ったことです。一つ目、折りたたみバッグ(フォールディングバッグ)を必ず一つ持っていきましょう。行くときはスーツケースの片隅に小さくたたんで入れておき、帰るときに買い物したものでいっぱいにすればいいのです。預け入れ手荷物の重量がギリギリの時に機内持ち込みにしたり、追加手荷物として預けたりすることもできるので、本当に便利です。二つ目、小銭入れは必須。日本は依然として現金、特に小銭を多く使います。レジの前でジャラジャラと小銭をポケットや財布から慌てて探していると、後ろの人の視線が気になることがよくあります。小さな小銭入れ一つあれば、会計がはるかに早く便利になります。三つ目、110Vの変換プラグ。重い変圧器は必要ありません。最近のスマートフォン充電器やノートパソコンのアダプターは、ほとんどが100-240Vまで対応するフリーボルト製品だからです。アダプターに書かれた小さな文字を確認し、フリーボルトであれば軽い変換プラグを一つ持っていくだけでOK!四つ目、靴は必ず一番履き慣れたものに。京都で美しい道を歩こうと格好つけて新しい靴を履いていたら、足に水ぶくれができて旅行中ずっと足を引きずっていた辛い記憶があります。本当にたくさん歩くことになるので、足が楽なスニーカー一足が、おしゃれな靴三足よりも優れています。
結論:軽いスーツケース、豊かな旅
結局、この文章で繰り返し述べてきた日本旅行の荷造りの核心は、「減らす勇気」と「現地で解決する楽しみ」に要約できるでしょう。スーツケースが軽くなるほど、旅行の自由度は二乗になります。単に肩が楽になるという次元を超え、予期せぬ路地にもためらうことなく足を踏み入れることができ、突然出会った雑貨店で気に入ったものを買うスペースも生まれます。
日本旅行に何度も行った人々がなぜあれほど「機内持ち込みスーツケース」を絶賛するのか考えてみれば、答えは簡単です。24インチを超えるスーツケースは、ほとんどの地下鉄駅のコインロッカーに入らないからです。宿泊施設に荷物を置く前やチェックアウト後に一時的に荷物を預けたいとき、この違いは想像以上に大きな不便さとして現れます。エレベーターのない小さな駅の急な階段、畳敷きの旅館の狭い廊下をヒーヒー言いながらスーツケースを運ぶ姿を想像してみてください。軽い荷物は、このような困った瞬間を根本的に遮断してくれる最も確実な保険です。
「現地化」は単に物を買う行為ではなく、旅行の一部になる経験です。韓国で使っていた慣れたシャンプーの代わりに、コンビニで売っている1回用シャンプー・リンスセットを使ってみること。急に必要になった絆創膏を買いに入ったドラッグストアで、人生の湿布を発見すること。このようなささやかな発見が積み重なって、旅行をより立体的にします。「これは日本にしかないね?」と思うようなものを見て回り、実際に使ってみる過程自体が、一つの楽しい探検になるのです。
だから、スーツケースの空っぽのスペースを不安に思わないでください。そのスペースは、韓国からたくさん詰め込んできた心配の代わりに、旅行先での新しい経験と大切な思い出で満たされる場所です。出発時の軽いスーツケースは、帰国時のずっしりとした思い出のための最高の準備物です。重い荷物への心配は韓国に置いて、日本では軽い足取りでより多くのものを見て感じる旅行にしてください。悪名高い新宿駅の乗り換え地獄も、身軽なスーツケースと一緒なら、ただ次の目的地へ向かう活気ある風景に見えるでしょうから。