日本旅行、また東京?また大阪?もちろん良いですよね。でも何度か行くとふとそんなことを思います。本当の日本はどこにあるのだろう?賑やかなスクランブル交差点や華やかなネオンサインではなく、もう少し素顔のような姿を見たいという思い。

私もそうでした。だから、むやみに混雑する大都市行きの航空券ではなく、聞き慣れない地方都市へ向かう列車に身を委ねました。ガタガタと揺れる列車の窓から過ぎ去る田んぼや低い屋根を見ながら、「ああ、私はあまりにも決められたコースばかり旅していたんだな」と思いました。そしてそこで発見したものは、旅行ガイドブックの最初のページには決して載っていない、とても些細で奇妙で、だからこそもっと愛おしいものでした。まさに日本の地方都市旅行の本当の顔です。


足元に隠された芸術、マンホールの蓋の秘密

正直、旅行に行って地面ばかり見ている人がどこにいるでしょう?私もいつも顔を上げて素敵な建物や看板を探していました。日本の地方都市を旅するまでは。

ある静かな商店街の路地を歩いていると、偶然足元に目をやると、なんと。ただの鉄の塊であるはずのマンホールの蓋に、その地域の特産品である柚子が可愛らしく描かれているではありませんか。その瞬間、何か頭を殴られたような気がしました。その時からでしょうか、私の「マンホールの蓋探し三千里」が始まったのは。日本は本当にマンホールに本気な国でした。都市ごとに、さらには小さな村ごとに、自分たちのアイデンティティを込めた固有のデザインのマンホールの蓋を持っていました。その地域の城、花、祭り、特産品、さらにはアニメキャラクターまで。道端にその都市の名刺を打ち込んでいるようなものです。

日本全国に1万2千種類以上のデザインが存在すると言われています。これを収集する「マンホーラー」というマニア層までいるほどです。さらに、各地域の特定の場所に行くと「マンホールカード」というフォトカードのようなものが無料で配布されることもあります。これを集めるために、わざわざその地域を訪れる人も多いそうです。詳しい情報は、日本の「下水道広報プラットフォーム(GKP)」の公式ホームページ(https://www.gk-p.jp/)で確認できますので、日本語に自信があればぜひ挑戦してみてください。マンホールの蓋一つにこれほど深いストーリーが込められているとは、本当に驚きですね。

なぜマンホールにこだわるのか?

1980年代、高価で目立たない下水道事業に対する住民の理解を深めるため、「マンホールの蓋を美しくしよう」というアイデアが生まれ、これが全国的に広がり今の文化になったと言われています。

マンホールカード

実際のマンホールの蓋の写真とデザインの由来、位置座標などが記載された収集用カードです。指定された配布場所(官公庁、観光案内所など)で1人1枚無料で受け取ることができ、ちょっとした旅行の楽しみを加えてくれます。

コンビニもない村にはこれがある?奇想天外な自動販売機

日本が「自動販売機の国」だということは皆さんご存知でしょう。しかし、大都市でよく見る飲み物の自動販売機程度を想像していたら、地方都市ではその想像力が粉々に砕け散るかもしれません。

四国ののどかな町を旅行していた時のことです。夜遅く宿に戻る途中、喉がとても渇きました。周りにはコンビニどころか、明かりのついた店一つありませんでした。途方に暮れて歩いていると、道の角にぼんやりとした明かりを見つけました。救世主のように現れた自動販売機でした。しかし、近づいてよく見ると、なんと。コーラやサイダーではなく、「だし」、つまり日本式の出汁を売っていたのです。しかも、温かいものと冷たいものの2種類で。呆れてしばらく笑ってしまいましたが、好奇心から温かいものを一本買って飲んでみると、寒い夜に飲む温かい出汁がとても美味しくて。その瞬間日本特有の実用性とウィットを全身で感じました。

地方都市の自動販売機は、単なる便利さを超えてその地域の生活そのものでした。24時間営業の店がない場所で住民のニーズを満たす小さな商店とでも言いましょうか。産みたての卵を売る自動販売機、うどんやラーメンのような温かい料理が調理されて出てくる自動販売機、地域の農産物や日本酒を売る自動販売機まで。大都市では想像もできない光景です。このような奇想天外な自動販売機を発見する楽しみこそ、地方都市旅行が与える予測不可能な喜びの一つではないでしょうか。

結論:本当の日本に出会う方法

華やかなショッピングセンターや有名観光地ももちろん日本の一部です。しかし、駅にコインロッカーが一つもなく困り果て、一日に数本しかないバスの時間に間に合わせるために走り、英語が通じずに身振り手振りで道を尋ねるそのすべての過程の中に、本当の日本が隠れていました。マンホールの蓋からその都市の誇りを読み取り、奇妙な自動販売機から現地の人々の生活を垣間見ること。このようなささやかな発見が集まって、自分だけの特別な旅行地図を完成させるのです。

もし次の日本旅行を計画しているなら、しばらく有名な名前は忘れてみてください。代わりに地図アプリを開いて、どこか地方都市を一つ指差してみてはいかがでしょうか?少し不便で退屈かもしれませんが、そこにはきっとあなたを待っている意外な面白さと本当の物語があるはずですから。

旅行者のための実用的なヒント

小さな町の旅行は、大都市とは異なる準備が必要です。私の経験に基づいていくつかヒントを差し上げます。まず交通機関の時刻確認は必須です。電車やバスが1日に数本しかない場合が多いため、事前にGoogleマップや日本の交通アプリで全体の移動計画を立てておくのがおすすめです。そして、現金は多めに用意してください。カード決済ができない小さな飲食店や商店が本当に多いです。小銭入れも一つあると便利です。小さな駅にはコインロッカーがない場合が多いので、できるだけ荷物は軽くするか、宿泊施設に預けて行動することをおすすめします。最後に、英語が通じない場所が多いので、 PapagoやGoogle翻訳のような翻訳アプリは必ずインストールしていきましょう。写真を撮って翻訳する機能は、特にメニューを読むときに非常に便利です。

* 無断複製および商業的転載は著作権法により厳しく禁じられており、違反した場合は強力な法的措置を講じます。